「主語は子ども」の学校づくり 〜「孤立」から「協働」へ、チームで育む伏見の未来〜
満開の桜とともに、令和8年度が活気あふれるスタートを切りました。本年度も本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
〇伏見小学校が目指すビジョン
本校では、「自ら学び、心豊かに、未来に向かってたくましく生き抜く子どもの育成」を教育目標に掲げています。予測困難なこれからの時代において、子どもたちが「なぜ?」「もっと知りたい!」という探究心を持ち、他者と協働しながら自らの人生を切り拓いていけるよう、「みずから学ぶ子」「とことん学ぶ子」「つながり学ぶ子」の姿を目指してまいります。
〇新たな挑戦:「チーム担任制」の導入
今年度、私たちは大きな改革として「チーム担任制」を段階的に導入いたします。 これまでの学校教育では、一人の担任が学級のすべてを取り仕切る「学級担任制」が基本でした。しかし、現代の複雑化する課題は、もはや一人の努力だけで解決できるものではありません 。私たちは「孤立」から「協働」へと舵を切り、以下の教育が達成できることを目指します。
子どもの安心感: 「担任の先生」だけでなく「学年の先生たち全員」に見守られているという安心感の中で、子どもたちが多様な価値観に触れ、伸び伸びと過ごせる環境を整えます。
質の高い教育: 教員の得意分野を活かした「交換授業(教科担任制)」も中・高学年で取り入れ、より専門性の高い、魅力ある授業を提供します。
組織的なサポート: 事務作業を分担・効率化することで、教職員が子ども一人ひとりと向き合う時間と心のゆとりを生み出し、ウェルビーイングの向上を図ります。
〇地域とともに、こどもまんなかの学校へ
学校ビジョンの核となるのは「こどもまんなか」の視点です 。すべては子どもの未来と笑顔のために、教職員一同、常に「こどもにとって何が一番良いか」を最優先に考えて行動してまいります 。
また、本校は「地域とともにある学校」を目指しています 。学校運営協議会を基盤とし、地域の皆様や保護者の皆様との連携をこれまで以上に深め、組織としての厚いサポート体制を築いていきたいと考えております。
「担任だから」を「チームだから」という全教職員の力を結集し、教職員が教える楽しさを再発見し、それが子どもたちの輝く瞳につながる。そんな伏見小学校を、保護者・地域の皆様と共に創り上げていければ幸いです。
本年度も、伏見小学校の教育活動への温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
令和8年4月吉日
奈良市立伏見小学校
校長 矢野 賀久
充実した夏休みを終え、学校に子どもたちの明るい歓声と笑顔が戻ってまいりました。保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、夏季休業中も子どもたちの安全で健康な生活を温かく見守っていただき、心より感謝申し上げます。
■ 時代とともに変わる「新しい学びの形」
現在、学校教育は新しい時代に対応した学びの形へと大きく変化しています。新学習指導要領が目指すのは、単に知識を暗記するだけでなく、「学んだことをどのように生かすか」「未知の状況にどう対応するか」を自ら考え、行動する力を育むことです。伏見小学校でも、1学期より取り組んでいる「チーム担任制」や「教科担任制(交換授業)」を生かしながら、子どもたちが問いを持ち、仲間と対話し、深く探究する「主体的・対話的で深い学び」の充実を図ってまいります。一人ひとりの「なぜ?」「やってみたい!」を大切にし、個に応じた指導と協働的な学びを両立させていく所存です。
■ 保護者の皆様と学校は「子どもの未来を育むパートナー」
教育の形が新しくアップデートされていく中で、これまで以上に重要となるのが「保護者の皆様と学校との連携」です。子どもたちの成長や日々の変化、時には抱える不安や葛藤は、学校での姿とご家庭での姿の両面から多角的に捉えていく必要があります。「担任一人」ではなく「学年チーム・学校全体」で子どもを見守る体制を整えているからこそ、保護者の皆様ともより細やかでオープンな対話・連携を図っていきたいと考えております。ご家庭でのちょっとした変化や気になること、子どもたちの頑張りなどを共有していただき、同じ視点に立って励まし、支え合える関係を築いていくこと・・・これこそが、子どもたちが安心して挑戦し、健やかに成長するための最大のエネルギーとなります。
■ 実り多き2学期に向けて
2学期は、行事や日々の学習を通して、子どもたちが大きくステップアップする実りの季節です。教職員一同、「こどもまんなか」の視点を常に真ん中に置き、子どもたち一人ひとりの成長を丁寧に支えてまいります。保護者の皆様、地域の皆様には、今後とも本校の教育活動へのご理解と変わらぬご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和8年8月吉日
奈良市立伏見小学校
校長 矢野 賀久