令和7年(2025年)度が始まりました。今年度は全校児童920人でのスタートです。本校は今年で147年目を迎える歴史と伝統のある学校です。これまで本校を卒業されたたくさんの皆様、そしてご勤務された先生方、支えてくださった保護者・地域の皆様方のたくさんの思いや願いが込められた小学校、そんな伏見小学校に思いをはせながら、新たに1年の歴史を刻んでいきたいと思います。
本校正門付近に、子ども達の安全を見守ってくださっている伏見中学校区少年指導協議会が立ててくださった看板があります。そこには、「ふ・し・み」で始まる以下の標語が書かれています。
「ふ」:ふれあい深めるひと声かけて
「し」:しんじる心を育てよう
「み」:みんなで育てる地域の子
この標語に、伏見地区の子ども達に対する考え方が凝縮されているように感じます。子ども達に対する優しさや温かさ、そして地域の宝である子ども達を、地域のみんなで守り育てていこうとする気持ち、地域のみんながつながり、これからの時代の新しいコミュニティを築こうとする姿勢、そんな伏見校区で育つ大切な子ども達を預かる使命と責任感を再認識し、職員一同一丸となって教育に邁進してまいりたいと思います。本年度も、本校教育活動への温かいご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
令和7年4月7日 校長 矢野 賀久
令和7年(2025年)度の2学期がスタートしました。今夏は猛暑日が続き、全国各地で熱中症特別警戒アラート発表され、その暑さによる自然災害や農作物への影響も懸念されました。各ご家庭や地域の皆様におかれましても、今までの暑さ対策や自然災害への対処では、通用しなくなってきていることを痛感された夏になったのではないでしょうか。
今年は、大阪・関西万博が開催され、世界各国からたくさんの観光客が日本を訪れています。そのテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」には、3つのサブテーマがあります。「Saving Lives(いのちを救う)」「Empowering Lives(いのちに力を与える)」「Connecting Lives(いのちをつなぐ)」。いま世界の現状はどうでしょうか?紛争・飢餓・異常気象・自然災害・事件・事故・犯罪・・・3つのサブテーマとはかけ離れた悲しい現実も見受けられます。国連サミットでは、そんな国際社会が直面する様々な課題について議論し、解決する「2030年までの持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されています。学校現場でも、この目標にかかわる教育活動を推進し、持続可能な社会の担い手を育てていく取組が活発になっています。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」とSDGsが目指す方向性は同じで、これからの未来をわれわれ人間がどう創造し、子ども達に明るい未来を託せるのか、立ち止まって考えるべきときが来ているように感じます。その原点となるのが「教育」であり、次世代の子ども達を育てていく家庭や社会そして学校の果たすべき役割が大きいのではないでしょうか。
2学期は1年間で最も長い、そして行事の多い学期となります。子ども達が、持続可能な社会の担い手に育ってくれるよう、安心と満足をベースとした学校経営に2学期も職員一同邁進してまいります。引き続き学校運営へのご理解をいただき、子ども達が輝く未来社会をデザインできるようご協力をお願いいたします。
令和7年8月25日 校長 矢野 賀久
令和8年 年頭のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。2026年(令和8年)がスタートしました。清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃より本校の教育活動へ温かいご支援を賜り、心より感謝申し上げます。本年も伏見地区にお住いのすべての皆様にとって幸多き一年になりますようお祈り申し上げます。
本校の目指す教育は「自ら学び、心豊かに、未来に向かってたくましく生き抜く子どもの育成」です。子ども達自身が自ら未来を拓いていけるよう「生きる力」と「豊かな心」を育むことです。変化を乗り越え、自ら歩む子ども達を育てていくことが、今の教育に求められています。現在、私たちの社会は、AI技術の飛躍的な進歩やグローバル化など、予測困難で変化の激しい時代を迎えています。教育現場においても、単に知識を習得するだけでなく、その知識をどう活用し、正解のない問いにどう立ち向かっていくかという「生きる力」の育成がこれまで以上に求められています。本校では本年も引き続き、GIGAスクール構想によるICT活用を進め、子ども達が自らの課題を見つけ、自分に合った方法で学びを深める「個別最適な学び」の充実を図ってまいります。同時に、異なる意見を持つ仲間と対話しながら、新しい価値を共に創り出す「協働的な学び」を大切にし、社会でたくましく生き抜く力の土台を築いていく所存です。その子ども達の学びを支える土台になるのは「安心感」です。全ての学びの根底にあるのは、子ども達の心身の健康、いわゆるウェルビーイング(心身の幸福)です。「学校が楽しい」「ありのままの自分が認められている」「家庭や地域に守られ愛されている」と実感できる環境があってこそ、子ども達は学びに挑戦することができます。一人ひとりの個性を尊重し、誰もが安心して輝ける学校づくりにも邁進いたします。そして何より、伏見校区の強みである家庭・地域・学校の連携が、子ども達を育む「車の両輪」となり、前進を続けることです。 本年も、地域の皆様の豊かな知恵や経験を教育活動に取り入れ、家庭と力を合わせながら、地域と共にある学校づくり(コミュニティ・スクール)をさらに深化させていきたいと考えております。
本年も上記のような教育を推進し、子ども達が自分の「夢」や「未来」に「希望」を持って成長できる場となるよう、伏見小学校教職員一同取り組んでまいります。家庭・地域と学校がしっかりと手を取り合い、子ども達の健やかな成長を支えていければ幸いです。本年も1年間よろしくお願いいたします。
令和8年1月吉日 校長 矢野 賀久